沖ノ島の秘密/観光不可の世界遺産の理由と「おいわずさま」

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沖ノ島と関連遺跡群が世界遺産に登録決定されました!

沖ノ島ってどこ?
沖ノ島ってどんな島?
沖ノ島ってなぜ世界遺産?

そんな素朴な理由から島の文化まで情報を分かり易くお届けします!



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沖ノ島とは?

沖ノ島は福岡県宗像市(むなかたし)にある、九州本土から約60㎞離れている外周4㎞の孤島のこと。
神職が毎日交代で沖ノ島に常在して、神事を行う。
女性の神様が嫉妬してしまう為、今も沖ノ島全体が女人禁制となっており、男性も上陸前に「みぞぎ」という体の清めを全身裸となってしなければならない。

一般人が上陸できるのは5/27だけで、しかも200人限定。
上陸したとしても、「不言様(おいわずさま)」といって、沖ノ島で見聞きしたことを口外してならないとされている。
更に「1木1草1石たりとも持ち出しは禁止」とされており、以前江戸時代に破った人間にはたたりがあったとも言い伝えられているとか。

沖ノ島の何が世界遺産

世界遺産登録が決まったのは「神宿る宗像・沖ノ島と関連遺産群」
世界遺産の構成内容は、宗像大社沖津宮(おきつぐう)を中心に沖ノ島周辺の3岩礁(小屋島・御門柱・天狗岩) 、宗像大島の宗像大社沖津宮遥拝所、宗像大社中津宮、九州本土の宗像大社辺津宮、新原・奴山古墳群。
九州地方で世界遺産登録が決まったのは2015年の「明治日本の産業革命遺産」以来となり、国内では21件目となります。
これらの世界遺産は「日本書紀」にも登場する海の3女神を祀ります。

しかしイコモス(国際記念物遺跡会議)は実は直前まで沖ノ島付近の4件のみ世界遺産登録を勧告していました。
つまり登録名も「宗像・沖ノ島と関連遺産群」ではなく、「神宿る島、沖ノ島」とするなら世界遺産登録を認めると言っていたのです。
つまり沖ノ島の様に無人島部分のみ残し、有人部の登録は認めないという意見だったので
すが、土壇場で勧告が覆り8遺産全て世界遺産登録になったのです!!

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沖ノ島の何が魅力的?

考古学

沖ノ島には国家的に貴重な祭祀遺跡があったり、大陸との交易を示す鏡や金製指輪、カットグラスなどが出土していることから、海の正倉院と呼ばれるほどで、ここから出た発掘物8万点は国宝に指定されています。

宗教

沖ノ島は島全体が神体とされて、未だに一般人の立ち入りが原則禁止となっています。

なぜ沖ノ島周辺全てが登録できない可能性があったのか?

現在世界遺産は2016年7月時点で1,052件になり、管理が煩雑になっている現状があるようです。
そこで新規の登録をなるべく絞っているというわけです。
そう考えると、その国にとっては価値があるが、世界にとって価値が少ないものに関しては登録を認めない傾向があるようで、今回の登録候補も考古学的には価値が認められましたが宗教的価値は世界的には薄いと判断されていたわけですが、土壇場で8遺産全て認められることとなりました。
つまり、全ての要素が互いに機能して価値がある、と認められたわけです。

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沖ノ島が世界遺産に登録された理由

航行の安全を祈願する信仰が古代から現代まで断絶することなく続いていることが価値が高い、と判断されました。
特に、航行の分野は現在の世界遺産には少ない分野だったことも後押しされました。

立ち入り禁止の世界遺産は珍しい?

1,000を超える世界遺産の中でも全面立ち入り禁止というのはかなり珍しいようです。
ギリシャのアトス山はギリシア正教徒しか立ち入れできませんが、そこには住人がいるので、無人島で尚且つ一般人立ち入り禁止の沖ノ島は大分事情が違うと言っても過言ではありません。

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世界遺産登録への賛否

賛成派

今まで日本人にすらあまり知られてこなかった島を世界に知ってもらい、子孫に伝えられるならば悪くない。

反対派

世界遺産」として登録できる出来ない、の様にランク付けするのは西洋文化。
西洋文化の常識として「女人禁制は女性差別だ、おかしい」という意見が出てくるかもしれない。
世間に流されないならいいが、流されそう。



まとめ

多くの宗教的タブーがある沖ノ島ですが、まずは日本に新たな世界遺産が出来たことを喜んでよいのではないでしょうか。
これにより多くの日本ファンの外国人が増えてくれればうれしいですし、日本国内でもノ島に関心を持つ人が増えて日本の古くからの文化が評価され、今まで以上に守られればよいですね。

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