2018年ロシアW杯(ワールドカップ)、残念ながら日本代表はベルギーに2:3で負けてしまいました。
しかし、FIFAランキング3位のベルギーになんと2点先行したのですから、日本の力を世界に示したとも言えます。
ドーハの悲劇を超えるかのような逆転負けでたが、選手たちは本当に私達に夢を見せてくれました。
そして次回のW杯でベスト8入りする可能性を残してくれました。
そんな日本代表選手たちの試合終了後のインタビューをまとめましたので気になる方はご覧ください。
正直インタビューしている記者の無神経さに腹が立つところなのですが、そのインタビューに対して真摯に答えている姿に好感を持ちました。
正直試合終了後、気持ちの整理がついているわけない状態でのインタビューですから通常であれば言葉にならないはずなのに、インタビューでは冷静に試合を分析し、ファンへの労いの言葉を忘れない姿は色々な意味で”プロフェッショナル”だなと思います。
監督と日本代表選手たちのインタビューはなるべく、生のインタビューに近い形で記しているので、若干読みにくいかもしれませんが、生のインタビューの雰囲気を少しでも感じて頂ければと思います。
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Contents
西野監督へのインタビュー
記者「試合後、どんな気持ちでピッチを見つめていたんでしょうか?」
監督「んー、まあ、ワールドカップの・・・怖いところでしょうか」
「追い詰めましたけど、何が足りないんでしょうね、やっぱり」
記者「二点入ってからの試合運びはどんなゲームプランをお持ちだったんでしょうか?」
監督「後半ですか?」
記者「二点入ってから」
監督「その後もオフェンシブには戦えていたので・・・、んー、まあ、メンバーの切り方も、ディフェンシブな形はとれたかもしれませんけど」
「3点目を取れるチャンスもありましたし、まあ、ボール持ち、試合をコントロールできた時間帯がありましたから、そのまま走りましたけど、まあやはり、本気のベルギーがそこにありました。」
記者「その何かが足りない、その世界トップクラスとの差というのは、今どんな風にお感じですか?」
監督「まあ全てだと思いますけど、ただ僅かだと思います」
記者「西野監督のもと、日本のスタッフで戦った、この大会の意味、日本らしいサッカー、どんなものでしょうか?」
監督「まあそうですね、激変させたいと思ってましたし、選手もその中で、一日一試合ずつ、このワールドカップの為に、こういう勝負をするために、いい準備をしてくれたと思いますし」
「そうですね、まだこの壁というのは厚いのかもしれません」
長谷部選手のインタビュー
記者「惜しい試合でした、今どんな思いですか?」
長谷部「まあちょっと・・・整理がつく時間がね、ちょっと必要かと思いますけど。」
「えー、そうですね、あの」
「2点先行しながらこのように逆転されて負けてるっていうのは、まあ、勿論自分たちの力不足ということもあると思いますし」
「んー、はい・・・、んー少し言葉を選ぶのが難しいです」
記者「2点先行してからの試合運び、ピッチの中ではどんな声を掛け合いながらプレーしていたんでしょうか?」
長谷部「勿論、2点先行していて相手が前上がりになってくるので、そこはしっかり耐えて、そして、逆にカウンターのチャンスが出てくると思っていたんですけど・・」
「逆に、あのー、不用意なボールな取られ方というか、いろんなミスが重なって、えー、失点が、自分自身もそうだし、そういう部分では、勝負の甘さが出たと思います。」
記者「ただ、日本らしさも見せられた試合だと思いましたが、どこに日本らしさを見せられたと思いますか?」
長谷部「とにかく今日は試合前からとにかく受け身にならずに、自分たちから仕掛けていこうと話し合っていて、2対0のところまでは非常にいいゲームできたと思いますけど。」
「そっからの試合運びが、まだまだ自分たちの甘さだと思います」
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大迫選手へのインタビュー
記者「ちょっと整理するのが難しい状況ですけど、今どのようなお気持ちでしょうか?」
大迫「ちょっと今、難しいというか、本当に悔しいですし、2点リードしてからの試合運びがよくなかったと思います!」
記者「あの2点を取って、その後どういう状況でプレーしたんでしょうか?チーム全体として」
大迫「引き過ぎずに、前にそのまま行こうって声かけあってましたけど、中々後ろに重心がかかってしまって、相手の思うつぼというか、ミスから、ピンチを招いた形になったと思います。」
記者「そこは何かやはり、変えられないものがチーム全体としてあったんですか?」
大迫「1点取られて相手に流れが傾いてしまったのは事実ですし、2-0のままキープすることをもっと意識するべきだったと思います。」
記者「まだ本当に、今終わったばっかりなんですが、ベスト16で終わったということはどうとらえていますか?」
大迫「正直本当に悔しいですし、日本のサポーターの皆さんも応援してくださって、凄くパワーをもらってこういう結果になったのは、本当に申し訳ないです、はい」
「すみません、いいすか?」
原口選手のインタビュー
記者「今どんな心境ですか?」
原口「まあ、悔しいですけど・・・。もっとこのチームで、前に進みたかったですし、終わってしまったのが悔しいです。」
記者「二点リードして、自分たちの中でもかなりやれるという部分があったと思うんですよ。そこからの戦い方ってどうでした?」
原口「まあ、難しかったですし、圧力をかけてきたなかで、僕らが耐えきれなかった。最後も全員最後まで必死にやってましたけど、チームとしても個人としてもやはり一歩足りないのかなっていうのがあります」
記者「ただ振り返っていくと、直前が監督が交代して非常に難しい状況で臨んだこの大会で、ここまで来たというのは、どうでしょう?」
原口「さっきもいったように、このグループでもっとやりたかったし、必ずベスト8に行けると信じてやってたので、今は悔しさしかないです」
「また一回立ち上がらなきゃいけないし、もう一回ここから、こういう壁を越えていけるように頑張ります」
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長友選手のインタビュー
記者「今胸にあること、少し教えてください。」
長友「悔しいですけど、あの、自分たちの全て出したんで、悔いないです。」
記者「ゲームそのものは、イメージできた部分とそうでない部分とあると思いますけど、いかがですか?」
長友「相手が、強い相手に対して2対0でリードしましたけど、結局最終的に3点取られているので、自分たちの力不足だと思いますけど、」
「でも、全て出したんで、胸張って帰ります」
記者「前半苦しい時間があって、ハーフタイムで挟んで2得点がありました。ロッカーの中では一体どんな話をしていたんでしょうか?」
長友「絶対勝てるぞ!って気持ちでみんな声かけてたし、その気持ちで、ハーフタイムは皆声かけました」
記者「終わった直後で大変恐縮ですが、この大会振り返って、手に入れることが出来たものなど教えてください」
長友「結局ベスト16で止まってしまったので、しっかり自分たちの実力を見つめなおさないといけないですし」
「日本サッカーをもう一回、この経験を経て次の4年後に向けて、しっかりみんなで考えて、改善できるところはして、次に進んでいきたいと思います、はい。」
記者「あの、大会開始から長友さんいろんなことを発信しながら、チーム作っていこうと考えていたと思いますけど、その辺りどうですか?」
長友「自分でできることは全てやったかなと思うし、あの、本当悔しいすけどね、負けて悔しいすけど、笑顔で胸張って帰ります」
川島選手のインタビュー
記者「今どんなお気持ちでしょうか?」
川島「まあ、本当にやれることはやりきったと、そういう気持ちだと思います」
記者「もう一つの壁っていうのは今どんな風に感じますか?」
川島「一つの壁をこえるのに多くの苦しいがありましたし、ここまで辿り着けたのもそういう苦しい思いが合ったからここまでこれたと思いますし」
「またこの経験っていうのは、自分たちを押し出して新たな景色を見させてくれると思っています」
記者「川島選手にとっては、苦しい時もあったり、喜びもある4試合だった思いますが、全て出ました、どんなふうに振り返ってくれますか?」
川島「個人のことは考えてないです、本当にここにたどり着くまで、チームとして、一人一人が助け合って、こういうスピリッツを見せられたのは誇りだと思いますし、こういうメンタリティが日本人のメンタリティだと思いますし」
「それを見せられたことがこのチームの大きなことだったかなと思います」
記者「川島選手、指の先まで神経研ぎ澄まされているように見えました。」
川島「そうですね、本当に最後は守りたい気持ちで、いっぱいだったんですが、最後届かなかったんでね。」
記者「この4試合、また4年間で、チームとして手に出来たものってどんなことでしょう?」
川島「いろんなことがW杯の前にもありましたし、その中でも全員が新しい監督、選手、みんなが同じ方向を向いてきたっていうのが一番大きかったと思います。
「また新たな経験っていうのが日本のサッカーにとって大きな財産になると思います。」
記者「苦しいスタートの中で、最終的にチームで戦えたのはどういう要因だと思いますか?」
川島「本当に一人一人が助け合う気持ちだと思いますし、一人が結果を残すのではなく、チームとして全員が結果を残すって気持ちだったと思います」
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香川選手のインタビュー
記者「最後のホイッスルはどんな気持ちで聞きましたか?」
香川「いやー、まあ、これがサッカーですし・・、現実は受け止めにくいですけど、この差が最後出ましたし、受け止めにくい結果ですけど、受け止めるしかないのかなって思ってます。はい」
記者「今大会4試合を通して、チームの変化をどう感じましたか?」
香川「本当に、感動があったり、厳しい、戦いが予想される中で、本当にチーム一丸となって今日までやってこれましたし、だからこそ、この一勝を取って次に行きたかったですけど、やはり、この壁が非常に大きいものなのだなと実感しますし、今は本当にこの結果を受け止めるしかないのかなって思っています」
記者「香川選手自信が代表に入れるかどうかってそんな時期もありました、今10番を背負ってピッチの上で最後のホイッスルを聞いて、そういう意味ではいかがですか?」
香川「本当に次に行きたかったですし、その可能性が、非常にあるチームだったので、沢山の声援を受けてましたし、本当に新しい歴史をこのチームと刻みたかったです。」
「まあ、それがかなうことがなくて、非常に悔しいです」
記者「ただ、結果だけではなく、チームとして日本として掴んだものってたくさんあると思いますけど」
香川「まあここ勝ちたかったんで、やはりこれが、壁だと思いますし、この現実を僕たちは受け止めなければならないと思いっていますし、非常に悔しいですし、受け止めにくいですけど」
「まあこの結果、自分たちにとってきっと意味のあることだと思っているので、しっかり次に繋げれるようにやっていきたいと思います」
本田選手へのインタビュー
「個人的にはもう一個上のステージにみんなを連れて行ってあげたかった。」
「同点で出るシチュエーションは想定していたので、あそこで結果を出せなかったのは実力不足だった。」
「いろんな差はあったと思う。僕自身はこれで最後のW杯になるんですけど、しっかり、ずっと自分の想いを若い連中には伝えているんでね。」
「W杯を優勝するという自身の目標を達成できないまま3回目のW杯が終わるんですけど、次の世代にバトンを渡して、次のW杯でしっかり優勝の目標を掲げて引っ張っていく若い連中に期待したいと思います。」
「ずっと集大成といってきましたし、4年後のW杯に出るというのは考えられない」
「この考えは変わらないんじゃないかと」
記者「日本のサッカーに何を残せた?」
本田「いろんなことを僕は発言するタイプではある、一番自分が示したかったのは、行動。」
「今回のW杯で結果を出すことだと思っていた、全く期待されていなかったところからいくつか行動を起こしたことで、少しでも日本のサッカーファンのみなさんに、諦めなければ少し物事を好転させることはどんな状況でもあり得るんだということは示せたかと」
「これは僕の人生の哲学でもある、口に出したことはとにかくやる。確かに結果が自分の思い描いたものではないんですが、それでもなんらかの成果はでると。」
「なんらかの成果は示せたんじゃないかと。」
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柴崎選手へのインタビュー
「日本のチーム力というか、試合展開含めて、パフォーマンス出せる所は出したと思う。」
「本当に相手が一枚上手だったと思う。2点先行してからの試合運びは、もっとうまくできたと思う。」
「後でゆっくり、この大会の総括して、全員で戦ったこの試合ですしね、勝ちたかったですけど、本当に残念です」
酒井選手へのインタビュー
「兎に角1点を取られないように集中していましたけど、与えてはいけない時間帯に与えてしまったので、それは攻撃陣に本当に申し訳ない」
「僕らが責任をもって0に抑えることができなかったのは本当に申し訳ない。」
「まあベンチを含めて23人かなり楽しめたと思いますし、一つになって戦えていたと思いますし、出したプレーに関して皆悔いはないと思いますし」
「ベルギーの選手達には知ってる選手も多いので、とにかく頑張ってくれと伝えました。味方の選手たちにはお疲れ様と」
「ここで終わって満足している選手はいないと思いますし、おのおのここからクラブチームでどれだけ次に繋げられるかってことが大事になってくると思う」
「まあまだ、簡単には戻せないですけど・・。早く、修正して次に迎えたいと思います」
記者「手に出来たものもいっぱいあるんじゃないですか?」
「そうですね、ただ勝つことしか手にすることはできないですし・・」
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まとめ
2018年W杯ロシア大会、ベルギー戦後の日本代表選手のインタビューのまとめでした。
インタビューを聞いていると、日本代表チームがいかにチーム全体で取り組んできたかがよく伝わりますね。
悔しくて涙が止まらない方々も多いと思いますが、日本代表がこの壁を乗り越えて新たな活躍をするのを祈りましょう。